投資と人生の夢うつつ

元ニート、フリーター、現IT派遣の20代半ばの人間による、投資や生活、その他雑多な話題を書くブログです。

女装を始めた男の話 第2話「買うだけ買って・・・」

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どうも皆さま。ヒトヒラです。

 

 

女装するタイミングを見出せず、未だに購入したものが手付かずになってタンスの肥やしと化しつつあります。

 

そんな哀れな男の、それでも女装したいよというお話です。

 

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ひたすらに、欲望のままに買い漁る

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とにかく女装して、かわいい服着たりとか長い髪にしてみたかった私は、片っ端から某通販サイトで気になったものをチェックしては購入しまくりました。

 

ウィッグ、スカート、ソックス、シュシュ、カチューシャ、ブラウスなどなど、とにかく欲しいと思ったものをカートにぶち込んで清算手続きしては、暇を見てATMに走っていました。

 

女装のためにどれだけお金を溶かしたのか、正確な金額は出していませんが多分10万~15万円くらいは飛ばしたと思います。今まで生きていた中で一番お金を使いましたし、ものを買いました。自分の欲望がこれほどまでに解放されたことは、これが初めてだと思います。逆に言えば、これまでが欲を抑えすぎていたのかもしれません。

 

 

荷物の扱いは慎重に

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色々注文した荷物が、自宅に届くようになりました。何度も来るので、両親から「何をそんなに頼んでいるの?」と一度怪しまたこともありました。

 

女装関係のものを買う前から、ちょびちょびと商品を購入していて何を買っているのか気になったのでしょう。

 

しかし、内容物を見られるわけにも教えるわけにもいきません。女装のことが知られたら、とんでもないことになるのは目に見えていました。

 

母のほうはどうだか未知数ですが、父のほうは烈火のごとく怒り出して色々と喚き散らしそうな未来が目に浮かびます。ですので、コンビニで受け取れる荷物はコンビニで受け取るようになりました。本当にありがたい限りですし、荷物を探して渡してくださる店員さんにも感謝です。

 

仕事を辞める前は、仕事帰りにコンビニによって荷物を受け取り、リュックにしまって隠して持ち帰っていました。辞めてからは、朝5時半くらいに誰も起きていない中一人で起き出して、こっそりと家を出ては荷物を受け取りに行って、そして家族が起き出す前に戻っていました。コンビニ受け取り不可の物は、なるべく欲しいものをまとめて買って少ない配送回数で済むように、何度も考えては頭を悩ませました。

 

とにかく、家族に知られてはならない、そのことだけは絶対に避けなくてはならないと、凄まじい使命感とプレッシャーのもと、ものを買い揃えていきました。

 

 

女装できるタイミングは見出せず

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実家住みのため常に両親が家にいるので、その目を盗んで女装するタイミングをうかがいました。しかし、いつ見つかるかも分からない状況下でしたので、見つかったらどうしようという思いが強くて女装をする勇気が中々出ませんでした。

 

懸案は、女装している姿を見られることだけではありません。

 

女性ものの衣服を、男性である私が持っていることを知られてもアウトなのです。

 

「ベリーハードすぎる環境で女装をしようというのがそもそも間違いなのでは…?」とも思い、色々考えました。が、外に出て女装しようにも帰るときが困るし、一人暮らしをするのも現状では厳しいしで、有効そうな案は考え付きませんでした。

 

結局、女装できそうなタイミングをうかがうことしかできませんでしたし、それが一番有効なようにも思えました。

 

「大丈夫、どこかで必ずタイミングはある」

 

そう自分で言い聞かせている間も、女装への思いは募っていくのでした…。

  

 

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