前の話➡第3話「一線を越えた日」
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どうも皆さま。ヒトヒラです。
家族の目を盗みつつ、機会をうかがって何回か女装をひっそりと楽しんでいました。化粧も始めて、本格的なものを目指してみました。とはいっても、化粧道具が全然使いこなせなかったり、道具が足りていなくてそれ相応の残念クオリティに留まっています。
そして、そんな残念クオリティの顔をどうにかしてくれる画像加工は、まさしく神であり、救世主でした。
隠しきれない青ひげ
汚い男の変態画像で申し訳ありません。お目汚しをしないように小さくしましたが、本当に恥ずかしくて嫌になります。
「何だこの青ひげは…こんなので女装が務まるだなんて、思い上がりも甚だしいわ」と、自分でも思います。はっきり言ってキモイという感想しか出てきません。
しかし、これは己との闘いなのです。
自分で自分を磨かずして、成長などあり得ないのです。
だからこそ、醜くくて目を背けたくなる自撮りでも、向き合わなければならないのです!———それでもやっぱり、見ててきついものはきついですが…。
一応言い訳をさせてもらますと、上の画像は女装し始めてまだ数回目で、化粧も満足にできていない頃のものです。加えて、画像加工すらしていません。グロ画像もいいところですね。よくこんなものを嬉々としてネットに流せたなと、自分でも思います。
ちなみに、これよりもグロい画像は平気でありまして、ここに載せるものは比較的マシな部類のものにしています。
理想と現実のギャップ
化粧をした後に鏡を見たら「結構いけてるかも!?」と思っても、スマホで自撮りすると、自分の顔がもの凄く微妙な印象を何度も受けました。元の化粧からして、技術も経験も道具も足りなくて、低いクオリティになってばかりでした。
自撮りをしていると、そのときは上手く撮れたと思っても、撮影を終えて女装の片づけをしてから見返してみると、「なにこれひどい」となる写真がとても多かったりしました。
例えば上の左の写真ですが、顔が陰になってしまっているのと、表情が死んでいるのと、あとはなんかもう…とにかく顔が醜くて汚なすぎる。本当、今こうして振り返るとひどい有様だと思います。
右の写真は、スカートをひらひらさせたら可愛くならないかなと思って、やってみたのを撮影したものです。「ロックでもやってるの?」と言いたくなるような足と、髪で顔が思いっきり隠れている上に影になっています。全然魅力的ではありません。
自撮りもかなり難しいものです。どれだけ撮っても、満足いかないものや失敗しているものばかりということも平気であります。100枚近く撮影して、満足いくものが10枚くらいあれば良いほうではないかと思います。
画像加工は神
「加工なんて邪道だ!そんな汚いことは絶対にやらないで、無加工で勝負してやる!」
と思っていた時期が私にもありました。
無理です。無加工の女装自撮り写真では、誰かと勝負する前に自分の心に敗北します。
ということで、すぐさま上のちんけなプライドは折れまして、画像をふんだんに加工し始めました。
え?すごいわ。こんなにお手軽なのに、こんなに綺麗にできてしまうのか。これはやらない手はないわ。
と、私は画像加工に味を占めました。カメラのビューティー撮影機能をはじめとして、フェイスビューティーモードによる画像加工、そしてフィルターによる色彩加工までもやるようになりました。
そうしましたら、あらまあ何と見違えたことでしょう。ヒゲが濃いむっさい男の顔が随分と柔らかそうになって、以前と比べてかなりマシになったではありませんか。それでも、青ひげを隠しきれなかったりすることもありますが、直視できないグロ画像からは脱却することができました。
画像加工は邪道だなんて、とんだ誤りでした。
画像加工は神!救世主!
画像加工、万歳!
と、手のひら返しを甚だしくやったところで、今回はここまでです。
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