最近のコンシューマーゲームって、何かとインターネット接続とかオンラインプレイとかにデフォルトで対応していますよね。むしろそういう繋がりの中でゲームをプレイすることが大前提、みたいな感じで。雑なことを言うと、ソロプレイヤーにはプレイする権利がないような。いや実際ソロはできるけど、それでもパーティでプレイするより制約が多かったり何だりでやってて「これやってて楽しいのかね?」って感じで。
私自身がもう現在のコンシューマーゲームの状況に付いていけてないというか、そういう価値観を更新できてないというか。ぶっちゃけ、今のコンシューマーゲームに触ってもいない奴がそのことについてどうたらこうたらとお気持ちを垂れ流すほうがおこがましいのかもしれませんが。
でも、ふと疑問に思うんです。インターネットで繋がって、オンラインで繋がって、あるいはSNSでも繋がって、そこまでして多人数でやる意義というものがあるのだろうか?と。娯楽というものは現実の憂いなり何なりから一時的に逃れて落ち着くためのシェルターみたいなものなんじゃないですかね?と。それがどうして好き好んで入ったシェルターの中で、また別のゴタゴタとかで気を揉んで精神をすり減らさにゃいかんのですか?と。
他人と繋がるっていうことは相当に面倒臭いことでして。現実で人間関係に辟易してるところで、なんでバーチャルな逃避空間の中でも人間関係を維持構築せにゃならんのですかと。もちろんつながりを求めるのには、一人じゃ寂しいからとか、同好の仲間が欲しいからとか、そういう理由があるのだと思います。最初はそれで心が満たされたりして良いのかもしれませんが、段々とそういう関係の中で疲れていくんですよね。そうして知り合った人とやり取りするのがいつしか気まずくて億劫になったりとか。
ネトゲというのも、結局やっているのは人間なんです。ゾウやカバがやっているわけではありません(一部にはチンパンジーなどと呼ばれて蔑まれる人もいますが)。多人数でやるとなると、自分のペースでことを進められなくなって、それが他のメンバーからしてみれば「遅い」だの「効率が悪い」だのと言われてしまうのです。他人に合わせなきゃやっていられない。今後のコンシューマーゲームはそういう方向に行ってしまうような気がして、本当にそれでいいのかなあ?とか考えちゃったり。
けれども、おおよそのことがインターネットやSNSで簡単に繋げられてしまう今の時代です。その潮流の中ではそうなることも収斂の結果、必然の結果でもあるのかなあと思ったりもします。まあ、何事もないならそれが一番だと思います。