投資と人生の夢うつつ

元ニート、フリーター、現IT派遣の20代半ばの人間による、投資や生活、その他雑多な話題を書くブログです。

東京都立庭園探訪録 第肆園目「向島百花園」~江戸のはずれの小さな楽園~

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どうも皆さま。ヒトヒラです。

 

 

この記事は、家にずっといるのが気詰まりだったがために、自宅ではないどこかに行きたくて外出した先を庭園にして訪れた記録、題して「東京都立庭園探訪録」となります。

 

第四園目は、「向島百花園」(むこうじまひゃっかえん)にお邪魔しました。

 

向島百花園は、庭園とは違って「ここぞ!」という名所のようなものは見受けられませんでしたが、代わりに園内に所狭しと様々な草花が生い茂っています。

 

喧噪の激しい浅草の街や、皆が注目して集まる東京スカイツリーから離れた、静かで落ち着いた小さな楽園へと、あなたも誘われてみてはいかがでしょうか。

 

 

※シリーズものとしていますが、特につながりはないので前回以前の記事を読んでいなくてもお楽しみいただける内容となっています。

 

 

 

 

庭門とその広場周辺

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入場してまず最初のお出迎えは、こちらの庭門です。

 

門の右に何かの碑文らしきものが見えると思います。ここ向島百花園には文人たちの句碑が園内全域に散りばめられています。その数、何と29もあります!

 

植物や景色を楽しみながら、園内を散策して全ての句碑を見つけてみるのもいいかもしれません。園内はそう広くはないですし、位置の案内もありますのでそこまで大変というわけでもありませんよ。

 

ちなみに案内は「いろは歌」の順番で載せられています。細かなところにも江戸時代の心意気を感じます。

 

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庭門をくぐって右手に、ここの花の案内看板があります。どこに何が咲いているか、何の花が今見ごろなのかを見ることができます。

私は園内の隅々まで見たので、あまり意味を成しませんでしたが

 

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庭門の先にある広場には、このように「ぜひここで記念撮影してね!」と言わんばかりに腰かけと和傘が配置されています。インスタ映えを狙ったり、インスタ充実させたい方はここで記念撮影に興じる選択もありです。私?インスタ映えも充実も興味ないから…

 

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また、広場にはこうして菊が咲いた鉢植(?)がたくさん配置されていました。ちなみに近くの東屋のところで、菊の育て方が説明されていまして、鉢植を配っていたりもしました。

 

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大輪の菊が咲いています。綺麗です。

 

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訪れた時期は秋ですから、秋といえばススキですね。ところで、秋の七草ってどれなのでしょうか?私は植物に詳しくないので、全然分からないです。

 

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少し裏手の目立たなそうな場所には、つる植物が育てられていました。大きなひょうたんと、ヘチマ…で、よろしいのでしょうか?

時期が時期だけに、しっかりと残っていたのは写真に収めたこの2つくらいで、後の残りはほとんど枯れてしまっていました。

 

 

棚の広場周辺

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園内の真ん中くらいの位置に、このように植物が上で育てられている棚がいくつかあります。案内では藤、葛、ミツバアケビだそうです。

相変わらず時期を外しまくっているので、緑の葉が茂った様子しか見ることはできませんでした。藤の花が咲いている景色、見たいものです。

 

棚の下には腰かけが配置されているところもありますので、緑の屋根の下で落ち着きながら景色を堪能することもできますよ。

 

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近くに気になるものを発見したので寄ってみると、何と竹の絵が彫られた石碑でした。

写真は植物の影で下の部分が見えづらくなってしまっていますが、実際に目で見ると細かい仕事しているなあと思いました。

そんな竹碑の後ろには、竹が生い茂っています。

 

 

ハギのトンネル

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見た瞬間に、「おお、これくぐれるの?すごい!」と思いました。植物のトンネルを通れるなんて、とても幻想的な気分になります。

 

ではでは、トンネルを通ってみましょう…。

 

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トンネルの隙間から差し込んでくる木漏れ日が、非常に良い雰囲気を演出してくれています。

 

すっきりとした青空が広がる、晴れたときに来られてよかったです。ここは晴れて太陽が出ている日がお勧めです!

 

惜しむらくは、花がトンネルの中で全く割いていなかったことです。時期を外して来るとこういう悲しいことになるのですよね…。

 

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出口にほんの少しだけ咲き残っていたハギの花

 

 

池周辺

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園内には大きな池がありまして、植物と水を組み合わせた景色を楽しむことができます。晴れた日は、池に青空や流れる白い雲が反射して映ります。

やっぱり庭園は、晴れた日に来ると良い景色が見られるようです。

 

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池の西側の端には「桑の茶屋跡」がありまして、こちらで腰かけて休憩することもできますし、ここからの景色をゆっくり楽しむこともできます。

 

実はここからは、スカイツリーをよく見ることができます。

 

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スカイツリーをメインにして撮影しようとすると、池のほうが暗くなって見栄えが悪くなってしまいました(逆もまた然り)。カメラの仕様に振り回されているのか、はたまた私の写真撮影技術が未熟なだけなのか…。

 

良い眺めの写真を撮ったし、別の場所に行こうと思ったら、近くで年配のお方がしゃがんで写真を熱心に撮影していました。何をそんなに撮っているのか気になったので見てみると…。

 

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アキアカネが石の上にとまっていました。こいつを入れた背景付き写真をとっていたのか~と納得しました。

私も頑張ってエモそうな写真を撮ろうと奮闘しましたが…。

 

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悲しいかな、ピントが全然合わせられなくて思うような構図の写真を撮ることができませんでした。あれこれと苦戦しているうちにアキアカネは飛び去り、空へと消えてゆくのでした。

何とも言えぬ思いを噛みしめながら、私は桑の茶屋跡を去るのでした。

 

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途中、草の茂みでガサゴソ音がしていたので何かと思って覗いてみたら、鳥さんがいました。(ハトでしょうか?違っていたら分かりません)地面に落ちている何かの実をついばんで落としたり、口に入れて飲み込んでいたりしていました。

生き物が動いている様子を見るのって、面白いし飽きないものですね。

 

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桑の茶屋跡の反対側には、藤棚の下から池を眺められる場所があります。もちろん座ることもできます。

池の真ん中の通り道や、その奥の橋と池の景色を楽しめます。

 

その他の景色

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池を渡る手前の道に、ススキが茂っていました。秋の風流を感じさせます。ちらっとスカイツリーが見えるのもチャームポイントです。

 

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こちらは園内の照明です。景色とは少し違うかもですが、江戸時代の庭に近代のオブジェクトが設置されている様子が、妙に合っているという感じがしました。

 

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松の木と青空です。個人的に好きな組み合わせです。

 

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園内の紅葉です。日の光に照らされて透けている様子が綺麗です。本格的に紅くなったら、どうなるのでしょうか。

 

他、園内の様々な植物の花などを撮影した写真の一部を掲載します。園内には本当に様々な花が咲いていますので、ぜひご自身の目でその美しさを感じ取っていただきたいと思います。

 

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アクセスなど

アクセス

  • 東部スカイツリーライン(伊勢崎線) 東向島駅
  • 京成押上線 京成曳舟駅

 

電車でのアクセスは東武スカイツリーラインのほうが近いのでお勧めです。 

 

駐車場はありませんので、車で来園する場合は周辺の駐車場をご利用ください。自転車やバイクの場合は、入り口から右手に駐輪スペースがありますのでそこを利用できます。

 

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入場門・受付前の広場です

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右手にこのようなスペースがあります

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しっかりと「駐輪場」の表示案内があります


 

開園時間

午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)

 

イベント開催期間中やゴールデンウイーク中などは変更になることがあります。

 

 

入園料

一般 150円

65歳以上 70円

 

※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。

※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料。

※みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)は無料公開日。

 

 

リンク

東京都公園協会の公式サイトになります。

パソコンからでもスマートフォンからでも閲覧できます。

 

www.tokyo-park.or.jp

 

 

www.tokyo-park.or.jp

 

 

「東京都立庭園探訪録」シリーズ記事一覧はこちら

 

 

(撮影機材:Nikon COOLPIX A1000)

 

(探訪年月日:2019年11月9日)