投資と人生の夢うつつ

元ニート、フリーター、現IT派遣の20代半ばの人間による、投資や生活、その他雑多な話題を書くブログです。

どこか孤独で、ズレを感じた成人式。

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二十歳といえば、やはり成人式のイメージが強いのではないだろうか?

 

当然私も生きている限りは歳を取るわけであるので、二十歳になったときは地元の成人式に参加した。もっとも、私自身は早生まれだったため、当時はまだ成人でなかったが。

 

ちなみに、成人代表として誓詞を言う人間としてご指名されたが、高校、大学と経験して誓詞の面倒さを経験していたのでお断りをした。そうしたら、別の新成人が代わりに壇上に立って誓詞を述べたのだった。当たり前と言えば当たり前か。

 

成人式会場に到着して、少々記念撮影をしてから私だけ式に参加をした。自治体や地域のお偉い人たちからの、ありがた~いお言葉やお話を長々と聞かされ、その後に立食会となった。

 

小、中は地元の学校だったので、昔馴染み…というよりはお久しぶりな面々と顔を合わせた。同級との絡みもあったりする中で、少々懐かしさを感じたり、時間の流れの残酷さを認識したりと、様々な思いが交錯した。

 

それでも、私は成人式の中でどこか孤独を感じていた。

 

昔馴染みと会話に花を咲かせる同級たちの中で、そこに入り込めない自分を認知していた。話し相手がいなくて寂しかったということも、もしかしたらあったのかもしれない。私は自分から絡みに行くことができなくて、飛んできたものに反応して返す「専守防衛」的な人間であったがゆえだろう。

 

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———別に、自分がいなくてもこの場は盛り上がっている。

 

そんな冷めたような面持ちで、会場の喧噪を他人事のように眺めていた。当時まだ飲めなかったお酒のかわりにお茶を飲みつつ、料理を適当につまみつつで、あたかもその場を楽しんでいるかのような素振りをした。この場にいる皆とは、ズレていたような感覚だった。

 

帰ろうかと思った時間で、成人式はお開きとなった。その後は新成人のグループが二次会かどこかに行くだの行かないだのと言っていたが、私にその話が回ってくることは無かった。

 

中学の顔なじみとその連れの計4人で、まだ盛り上がりの熱が残っていた会場を後にして、他の面々よりも早く帰宅の途に就いたのであった。

 

今週のお題「二十歳」