投資と人生の夢うつつ

元ニート、フリーター、現IT派遣の20代半ばの人間による、投資や生活、その他雑多な話題を書くブログです。

「前澤お年玉」とベーシックインカム。

 

2020年元日、かの有名な前澤友作氏が「前澤お年玉」と称した企画をTwitter上で公開した。氏のTwitterアカウントのフォローと、上記ツイートのリツイートが応募条件となっている。

 

1000人に100万円を贈るということで、総額10億円という、私からすれば卒倒物のすさまじいお金が動くようだ。「やることが違いすぎる」という、なんとも呆然とした感想が出てきた。

 

 

 

 

前澤友作氏とは

改めて説明するまでも無いだろうし、私が紹介をするのも非常におこがましいとは思うが、ごく簡単に氏のご紹介をさせていただく。

 

株式会社ZOZOの創設者であり、同会社の元代表取締役社長である。現在は、新たに設立した株式会社スタートトゥデイの代表取締役社長に就任している。

 

ZOZOTOWNの送料が高いという批判に対して自身がそれに反論したことで炎上したり、女優の剛力彩芽氏との交際が何かと取り沙汰されたり、バスキアの絵画をオークション歴代最高の額で落札したり、以前にも今回と同様のプレゼント企画を実施したりなど、何かと世間やメディアの注目を集めて騒がれる人物である*1

 

圧倒的な知名度と資産を持っているという宿命ゆえか、随分と熱心な「ファン」も抱えている様子がうかがえる。

 

 

「前澤お年玉」

冒頭に紹介した通り、2020年の元日にお年玉企画が正式に発表された。Twitterの発言を見るに、氏はベーシックインカムについて関心を持っているようで、BIの効果を個人的に検証して確かめるべく今回の企画に思い至ったとのことだ。

 

私がここで説明するよりも、氏のツイートを直接見てもらったほうが本人の考えをより正確に理解していただけると思うので、ここにいくつかを掲載させていただく。

また、ベーシックインカムの理念についても氏から言及がされているので、ここではその説明も省略させていただく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーシックインカムは実現できるのか?

前澤氏の企画について反論を呈していたのが、池田信夫氏である。恥ずかしながら、氏を存じ上げなかったので軽く調べさせていただくと、なるほど経済学者・経済評論家*2であったかということで、反論も納得だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、現実的に考えると「ベーシックインカムのための財源はどうするのか?」という問題が生じてくる。国民全員に同じ額を平等に給付するとなると、一体いくら必要になって、そのお金をどこから調達したり捻出したりすることで確保できるのかが問われてくる。その辺りのことを考えると、とてもできたものではないとも思う。

 

というか、生活が安定的にできている国民にまでベーシックインカムを支給することがそれこそ「ばら撒き」なのかもしれない。そう考えると、本当に生きるに困った人にだけ生活を保障する分を支給する、「生活保護」というシステムが生まれるのも納得な気がした。

 

 

批判があるからと言って、何もやらない理由にはならない

 

 

「勉強や議論ばかりではなく、思い切ってやってみる」 「やってみなきゃ分からないこともある」

 

私は完全に前澤氏と同じ考えである。勉強や議論も大事ではあるが、何もしなければそれはただの「机上の空論」に過ぎない。思いついたなら、実際に試してどうなるのかを確認することが一番である。

 

例え1000人に100万円を贈ることが実験として適切ではないとされても、それが今回の企画をやらない理由にはならないだろう。政府も誰もやらないのであれば、自分がやればいいというその考え方が素晴らしいし、思うだけでなく実際に実行するということも並大抵ではできないと思う。

 

そして案の定、今回のお年玉企画に対して批判や批難の声があったりもしているが、それでも何もやらないよりは何十倍、何百倍もましだと個人的には思っている。そういう「アンチ的なもの」に屈しないで行動する点でも、前澤氏は強い人である。個人的に、口で言うだけ言っておいて何もやらない人間が嫌いというだけでもあるが。

 

ちなみに、ちゃっかりと私も企画に応募しておいた。はっきり言って当選は全然期待していないが、万一当選するようなことがあれば、モデルケースとして私のことをブログにまとめてみようと思う次第である。