投資と人生の夢うつつ

元ニート、フリーター、現IT派遣の20代半ばの人間による、投資や生活、その他雑多な話題を書くブログです。

ずっと何かを恨んで生きるのは、疲れる。

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あなたは、何かを恨めしいと思ったことはあるだろうか?

 

私は、両親が恨めしいと、そう思っていた。

 

自分の中で社会や他人とのズレを感じ、それで心を病んで、生きづらさを抱えた。そこを両親にどうしても理解してもらえなくて、怒りのようなものを感じていた。それだけではなく、支えてほしいこちらを足蹴にするような態度を取られたこともあって、さらに怒りが募ったこともあった。

 

けれども、そんな両親に恨みつらみを向けて生きていたら、今を生きている自分が余計に苦しくて、つらくなった。そう強く感じて、両親を恨むこと、ひいては何かに負の感情を向けて生きることをやめた。

 

そうして私が学んだことは、ずっと何かを恨んで生きるのは、とても心が疲れてつらくなるということだった。

 

 

 

「負のエネルギー」

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恨むこともそうだが、それ以外にも僻んだり妬んだり、むかついたりイライラしたり、うざかったり鬱陶しかったりなど、マイナスな思いを感じることはないだろうか?

 

そういったとき、自分の中で、何か大きなエネルギーが湧いてきたりはしなかっただろうか?

 

私は、そういうマイナスな思いから生み出される「負のエネルギー」とも呼ぶべきものを燃料として、自分を動かして生きていた。

仕事を辞めてからというもの、両親の言うことを聞き入れて就職しようなどと思ったことは一度も無い。それに真っ向から反発するように、私はブログ運営、ひいてはアフィリエイトといったネットビジネスに傾倒するようになった。

 

 

お前らの言うとおりになんて、なってやらない。生きてやらない。

今まで言うことを散々聞いて生きてきたのだから、もう私の好きに生きさせろ。

また自分を操り人形になんて、されてたまるか。

 

 

こうした感じで、両親を恨むような強い思いを抱えながら日々を生きた。

 

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負のエネルギーを燃やすと、絶大な動力が得られる。そうすることで、短時間で大きく動くことができる。それで自分の嫌な環境から抜け出して、新しい環境でリスタートができれば上々と言えるのかもしれない。

 

しかし、それだけの力を毎回出して生きることは、とんでもなく疲れる。

 

負のエネルギーは絶大だがすぐに切れる上、使うともの凄く精神的に疲れる。それに、何回も使っていると、心がもたなくなる。

 

エネルギーを使い切って動けなくなってしまった場合、エネルギーを充填をする必要が出てくると思う。そこで、負のエネルギーを燃料として充填してしまうとまたそれを使ってしまって、またクタクタに疲労してしまう。

 

そうして生きているうちに、生きることに疲れて、生きるのが嫌になってしまう。

それに、そんな負のエネルギーに頼ってずっと生きていると、それなしでは生きられなくなってしまうし、またそれによって心がどんどん消耗していってしまう。

 

 

恨み続けても苦しいだけ

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自分以外の何かや誰かを恨み続けても、自分は救われない。

むしろ、恨みを持ち続けると「どうして!何で!」という攻撃的な思いばかりが溜まっていく一方であるし、それが生きる上で苦痛となって、心が蝕まれてしまう。

 

過去を恨んだところで、過去は変えられない。

他人を恨んで攻撃しても、他人にも自分にも不幸を振りまく結果にしかならない。

 

恨みをいつも持っているような生き方をしていると、まともな人は離れていく。

 

その代わりとして、同じような恨みつらみを持ち続けている人が集まってくる。つまり、そういう人から「お仲間」認定をされるわけである。そうなれば、底なしのメンヘラ沼に引きずり込まれて、抜け出せなくなる。冷たく真っ暗な沼の中で、光を見ることなく人生が終わるという寸法だ。

 

そんな沼の中にいても、苦しさは癒されない。それに気が付いて抜け出そうとしても、これがまた大変な苦しさを与えてくる。

 

何かや誰かを恨み続けたところで、抱えられた苦しみが癒えることは無い。それどころか、生きる上で苦しみを増すことになってしまう。

そういう意味で、恨み続けていると、自分が苦しくなってしまうと思う。

 

 

負の感情に捕らわれず生きる

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恨みつらみ妬みなどの、負の感情をずっと抱えて生きるのはとても疲れることだし、そんな生き方をしていてもずっと不幸で苦しいままだと、私は思う。

 

誰かに自分の抱えた恨みをぶつけて気を晴らしたい。自分の人生をめちゃくちゃにした奴に、恨みをぶつけて復讐してやりたい。苦しめてやりたい。そうしないと満足できない。

他人に恨みをずっと抱えて、ぶつけ続ける。そうし他人に不幸を撒き散らす。

 

そんな人生を過ごして、あなたは本当に幸せか?

自分の人生を生きていると、胸を張って、自信をもって本当に言えるのか?

 

自分の人生を奪った人間に復讐することこそが、自分の人生だとあなたが言うのなら、私は何も言うことがないし、これ以上は何も言わない。どうぞ復讐に生きる人生を、存分に歩んでほしい。私は別に止めはしない。人生なんて人それぞれだし、それであなたが、本当に満足なのであれば。

 

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しかし、あなたがそうでないのなら、苦しい生き方を変えたいと思うのなら、負の感情を抱えたり向けたりして生きるのを、やめてみてはどうだろうか?

 

他人はあなたが思うようになんて動かないし、動かせない。それに他人はあなたが思った方向に変わることもない。自分ではどうしようもできない他人に何かを求めたり、囚われ続けていても苦しいだけだし、大きく見ればそれは人生の浪費になる。負の感情をぶつけようものなら、あなたに反発して変わらないどころか、より悪い方向に動いてしまうことだってありうる。

 

それだけでなく、負の感情は心を疲弊させ、摩耗させる。それで生きる気力がなくなってしまう。

 

そう気が付いてから、私は負の感情を持つこと、何かを恨んだり妬んだりして生きることをやめた。具体的には、私のことを理解してくれない両親に対して、「どうして理解してくれないの!?」と恨むようなことをやめた。それと同時に「何を言っても理解しないんだから、もう自分の好きにしていよう」と期待を諦めて、軽く投げやりになってみた。

 

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そうしてからというもの、心が随分と軽くなって、長い間感じていたつらさのいくらかが消えてなくなっていった。

 

そんな経験をした私から一つ、生きやすくするための秘訣のようなものを伝えておきたい。

何かを恨むような生き方をやめてみれば、生きづらさや苦しさがなくなって、心が楽になれると思う。何かをずっと恨んで生きるのは心が疲れてしまうから、そうではない別の生き方を、あなたが生きやすい方法を見つけ出すのが一番である。