どうも無職改めアルバイトです(気さくな挨拶)
先日は東京都で積雪10㎝ほどの雪となりました。
首都圏でこんなにも雪が積もるのは私もあんまり記憶がありませんでしたが、ニュースの報道によれば4年ぶりの大雪とのことでした。というか首都圏って、10㎝でも大雪として扱われるのが少し驚きでした。
当然、電車などの公共交通機関にも影響を与えましたし、車も事故や道路凍結などで色々と交通網が乱れているような状況でした。東京首都圏はやっぱり雪に圧倒的に弱いです。
そんな大雪の日、私はいつも通りにアルバイト先の倉庫で仕事をしていました。
その日の仕事は、空調がない倉庫の水場で汚れた部品を洗っていくという作業でした。
予報で雪が降ることや気温も全く上がらないことは分かり切っていたので、非常に寒い中で作業をやらなければならない…という覚悟はできていました。しかし、やっぱり雪が降るほどの寒い日に、お湯なんて出ない洗い場で、冷水に手をつけてやる仕事はきついものがありました。
ちなみに、軍手の上にゴム手袋という二重装備でやりましたが、それでも水の冷たさが指に伝わってきて割と幸福度が落ちました。これをゴム手袋のみとか、ましてや素手でやるとか考えられなかったです。入れ知恵をしてくれた社員の人に、少しだけ感謝の念を覚えました。そしてお湯が出ない水場にした会社に恨みを持ちました(本当はお湯が出るようにする予定だったらしいです)。
仕事が終わって帰る頃には、道路はすっかり雪で覆われていました。見慣れたコンクリートの道が、雪で埋もれて真っ白になっている光景に、不覚にも新鮮さを感じていました。
緑の葉っぱに積もる雪、葉が全て散った街路樹の枝に積もった雪、信号機や街灯、電柱・電線に積もった雪…あらゆる雪景色に、私はやけに心が惹かれました。
首都圏の雪って、やっぱり非日常の光景なんだなと改めて思いました。
公共交通機関はどうせ乱れていて使い物にならない。そう思って私は、いっそのこと首都圏の雪を楽しむことにしました。
まだ誰にも踏まれていない雪に足を乗せると、柔らかい雪が沈みこんてゆく感覚が伝わってくるのと同時に、「グモオォ」という何とも形容しがたい、雪が踏みしめられていく音がしました。それが少し楽しくて、どこか面白くて、新鮮でした。
それから、この珍しい都会の雪景色を記録に残しておきたい、自分の記憶に焼き付けておきたい、そんな気持ちで帰り道で写真を撮ったりしました。適当な場所で立ち止まっては、スマホのカメラでシャッターを何度も切りました。道行く人からしたら、私は変人だったんじゃないかなと思います。
当たり前かもしれませんが、雪が降り積もった夜に、外にいるのは非常に寒かったです。仕事中も、まともに暖を取れるような場所で作業をしていませんでしたから、なおのこと寒さが身に染みていました。
そんな状況の中で帰った家に、ものすごくありがたさを感じました。こんなに暖かい場所で暖を取れるなんて幸せだなと思いました。あまりにも寒さに当てられたせいで、ほんの些細なことでも幸せを感じるちょろい人間になっていました。
しかし、雪の日のことは外に出て仕事をしていたからこそ味わえた感覚なのだと思うと、アルバイトができてある意味良かったのかもなと、このタイミングで仕事ができたことはある意味ラッキーなんじゃないかなという気がします。
少なくとも、無職で引きこもっていたら、ここに書いていたことなんて全く味わえていなかったし、そもそも気づきもしなかっただろうと思います。恐らく「雪降ってて寒そうだな、大変だな」くらいにしか感じなかっただろうなと思います。
そういう意味で、2022年1月某日、東京首都圏が大雪となった日は、世間の人々にとっては不便で迷惑な一日になったかもしれないけど、私にとっては様々な発見や気づきを与えてくれた、幸せな一日だったように思います。
まあ、仕事はクソだと思いましたが。
ちなみに冬の倉庫は、空調がないと死ぬほど寒いです。雪が降ったその日はUNIQLOのヒートテックを着ていきましたが、ヒートテックを着ていかなかったら間違いなく寒さで凍えていたと思います。ありがとうヒートテック。正直ヒートテックのこと舐めてたけど、こうして効果を実感できたので見直しました。
UNIQLOのヒートテック、いいぞ(下のやつはミズノだけれども)