人生お金だけが全てではない。世の中お金よりも大事なものがある。
そう、思っていたこともあります。
けれども最近、お金がなければお金より大事なものは守れないし手に入らないんじゃないかって、そう感じるようになりました。言い換えれば、お金がない人って、お金よりも大事なことを考えるその段階にすら立てていないんじゃないかって。門前払い状態みたいな。
確かに、お金で手に入らないものってあると思います。人の感情とか人間関係とか、あるいは自分の健康とか命とか。あるいはお金という価値に変換できない何かとか。
しかし極端な話、そういったものたちもお金で買おうと思えば買えてしまうとも思います。利害関係の一致だったり、買収工作だったり。まさに札束で頬を叩くといった感じで。
結局のところ何が言いたかったのかというと、どんなにカッコつけた綺麗ごとや理想論を唱えてみても、汚れていてきったない現実の前では無意味にしかならない気がするし、身分や立場のない人間がそんなことを唱えてみても現実逃避にしかならないんじゃないか、ということでした。
お題目をただずっと唱えるんじゃなくて、現実を見てどうすればいいかを考えて行動したほうが救われるんじゃないか、なんて。夢も希望も、無情な現実には必要ないんだよきっと。
