関東甲信が梅雨入りとなってから、何かとくもりや雨が続いて、色彩的にも暗い日が多くなったと実感しています。そういう日が続くのは、ある程度分かってはいてもやはり気が滅入ります。
いくら引きこもり気味とはいっても、外に出たくなるときだってあるのです。
それが梅雨の合間の貴重な晴れの日となったら、外に出ないわけにはいかんでしょ、みたいな気分になったので、とにかく自転車を漕いできました。
場所は荒川。いつからか、外に出たらとにかく時間を見繕って荒川のサイクリングロードで自転車を走らせるようになりました。無心でただひたすらにペダルを漕いで、道がそこにある限り、自分の体力がある限り、前へ進み続けるというのが最高にたまらなくて気持ちがよいです。
夏の緑が茂っている光景と、晴れた青空って、何でこんなにも無条件でエモく感じるんだろうなと、走りながらそんなことを思ったりしました。
これまた何でだかよく分からないけど、「子ども時代に元気に外で遊びまわっていた無邪気なあの頃」みたいな記憶がふとよみがえったり、そうでなかったり。忘れていた何かを思い出せそうな、そうでないような。
当たり前ですが、晴れの日の土手は暑いです。遮蔽物なんてものはないので直射日光浴びまくりで簡単に日焼けできます。日焼けで痛い思いをしたくなかったら日焼け止めは忘れずに塗りましょう。
遠くから見る幸魂大橋に妙なワクワク感を感じます。湖とか川の上を通っている橋って素敵というか、荒川を走って目にする橋に毎回ワクワクしているような気がします。これが橋の魅力、造形美なんでしょうか。
彩湖は自分が思っていたよりも大きくて広くて、のんびりできそうな気持のいい場所だったので、これは良きランドマークです。PRGとかだったら絶対ここリスポーン地点とかの拠点になりますもん。
個人的には武蔵野線の高架から先がまだまだ未知の新天地感に満ちていまして、当日は彩湖を攻略したら帰ろうかなと考えていました。しかしこの貴重な晴れをこれだけで済ませるのはもったいないと思いまして、その先も冒険することにしました。
工事の関係で秋ヶ瀬公園の横を走ることになりましたが、木々に囲まれた中で走るのも旅してる感あって楽しかったです。秋ヶ瀬公園もこれまた気になるスポットですので、また今度攻略してみたいです。
それからずいずいと進んで羽倉橋へ。ここから先も完全に未知のエリア。新規エリアを開拓して自分の中の地図を広げていくのが、こんなにも楽しいとは思ってなかったです。
ここから調子に乗って川越線の線路まで行っちゃおうかなとか思いましたが、通行止めになっている場所で引き返しました。ある意味で丁度いいし、これ以上進むと帰りの時間や体力が厳しそうということで折り返して帰路につきました。
帰りも帰りで、同じ道を折り返すのだと面白くないなんて思って、別の道を走りました。割と余裕がないときに限って、何でかそういう冒険をし出すのはよろしくない癖です。幸魂大橋を渡ってるときが、体力と気力が尽きそうで今日の工程で一番きつかったです。
橋を渡り切ったあと、適当に休めそうな場所があったのでそこで休み、その後荒川右岸に入って赤羽駅まで戻ってゴールです。
帰り際の新荒川大橋で、雲間から夕陽が顔を覗かせていて、夕日の光が川に映えていた景色が素敵でした。気力不足で写真を撮らなかったのがちょっと後悔。
というわけで、梅雨の晴れ間に雑に荒川を走ったレポでした。ちょっと最近はロードバイク買って本格的に荒川をサイクリングしてみたい欲が強くなってます。まあそんなことできる余裕なんて今はないので、いつかできたらいいなくらいにしておきますが。
荒川はいいぞ。